のんびり気ままにブログ

日々の出来事やクラシック音楽、写真などの趣味についての気ままなブログです。

ファインダーの大きさ比較

前回の記事「フィルム一眼レフの魅力(2)」の補足です。

■ファインダーの大きさ比較■

コンパクトデジカメをファインダーに密着させて同じズーム倍率で撮影。
フィルム一眼レフは「NikonF3HP」に「Nikkor AF 50mm f/1.8D」を装着。
デジタル一眼レフは「SONYα100」に「DT 18-70mm F3.5-F5.6」を装着し焦点距離を約35〜30mm間に設定し、フィルム一眼レフ換算約50mmとした。
(注1.)背景のボケ方が異なっているのはレンズの開放F値、およびフィルムとCCDの大きさの違いによる。
(注2.)倍率は各フィルムおよびCCDを基準にした数字である。なお、参考のため視野率も掲載してしまったが、ファインダーの見え方の大きさには関係がないので無視して戴きたい。



見え方はこれだけ違う。
ピント合わせで差が出るだけでなく、どちらが写真を撮りたい気持ちを起こさせるかというところにまで差が出てくる。

ところで、今秋、ニコンが35mmフルサイズCCDを搭載したデジタル一眼レフを発売するようだ。
現在のデジタル一眼レフはまだAPS-CサイズのCCDおよびCMOSセンサーが主流でフルサイズセンサー搭載機はとても高価だが、将来35mmフルサイズCCDやCMOSセンサーが主流になれば、デジタル一眼レフでも大きなファインダーで快適な撮影が楽しめるようになるかもしれない。

最近のレンズは、「デジタル専用設計(APSサイズ用)」の新製品ばかりで、35mmフィルム一眼レフ愛好者にとっては寂しいのが現状だ。35mmフルサイズのデジタル一眼レフの開発・普及が進めば、ふたたびフィルム一眼レフユーザーの楽しみも膨らむ日が来るのではないだろうか。

【参考】
今回はフィルム機のフラッグシップ(当時)とデジタル機の普及機を比べているのであまり意味がないと思われるかもしれないので、他の機種の数字も挙げておく。なお、値段の観点から見た場合、中古のNikonF3とSONYα100ならば同等と言えるだろう。

●フィルム一眼レフ普及機
Canon EOS 7s   0.70倍
Canon EOS Kiss7 0.7倍
Nikon FM10    0.84倍
Nikon F80D/S  約0.75倍
PENTAX *ist   0.72倍
Kenko KF-1N   0.91倍
●デジタル一眼レフ(APS-Cサイズセンサー搭載機)
Canon EOS 5D 0.71倍
Canon EOS 40D 約0.95倍
EOS Kiss Digital X 約0.8倍
Nikon D80、D200、D300 約0.94倍
Nikon D40X 約0.80倍
PENTAX K10D 0.95倍
PENTAX K100D SUPER 0.85倍
  1. 2007/09/01(土) 20:16:55|
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フィルム一眼レフの魅力(2)


●Nikon F80,AF Nikkor 50mm f/1.8D,marumi MC+4 
○1/250sec、F2.8、KODAK ELITECHROME 200

額紫陽花はミクロコスモスだ。どこから見ても雄大な世界が拡がっている。可憐な花の一点にピントを集中するには大きなファインダーが必要だ。

■フィルム一眼レフの魅力(2)■

私がフィルム一眼レフを好む理由の一つに「見やすいファインダー」がある。
フィルム一眼レフは一般に同程度のデジタル一眼レフよりもファインダー像が大きく見やすい。

ファインダーは撮影にかなり重要である。明るく大きなファインダーは覗いただけで写真を撮りたいという気にさせる。

ファインダーを覗いたときの肉眼とは違う世界。
美しいボケ味、浮き立つような鮮明な被写体像は「きれい」という素直な感動を呼び起こし、シャッターを切りたいという衝動を誘う。

被写体とじっくりと向き合い、目の前の美しさを最大限に引き立てるにはどうすればよいのか、構図決めの試行錯誤が始まる。

近づいたり下がったり、かがみ込んだりもぐり込んだり・・・・・・。

そして切れのいいファインダーでじっくりとピントの山を摑む。

これだと思ったところでようやく一枚のシャッターを切る。


これが廉価のデジタル一眼レフだとそうはいかない。
ペンタミラーの小さなファインダーではピントがあっているのかどうか分かりにくいのである。AF撮影ならともかく、MFを楽しむにはかなり難しい。AFにしろ、MFにしろ、ピントがあっているだろうという推測でシャッターを切るしかない。それでもって撮影後プレビュー画面で画像拡大し確認。外れていたらやり直し・・・・・・。

いま、廉価なデジタル一眼レフを買うのと同じくらいの値段で、往年のフィルム中級機が買える(中古で探せば最上位機種=フラッグシップだって買える)。普段廉価なデジタル一眼レフに慣れている人にとっては、
フィルム中級機のガラスペンタプリズムを使った大きなファインダーを覗いたとき、世界が変わるはずだ。

ファインダーが変われば、撮影意欲が変わり、撮り方が変わり、楽しみ方が変わる。

光学ファインダーの重要性に気付けば、写真はもっと楽しくなる。
  1. 2007/08/29(水) 21:30:09|
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フィルム一眼レフの魅力(1)

さて、前回まで「ポジ写真の魅力発掘」と題してポジフィルム(リバーサルフィルム)で撮影する魅力についていろいろ語ってきた。そこで、今回からはポジ撮りにも関係するフィルム一眼レフの魅力について語りたい。

■フィルム一眼レフの魅力■

裏蓋を開けてフィルムを装填する。
巻き上げレバーを引いて空シャッターを切る。

この単純な作業は私にとっては実に大切なものである。

フィルムを開封したときのにおい、引き出すときのキュルキュルキュルという独特の音、フィルムの巻上げ感、あるいは巻き上げのモーター音・・・・・・。

これらを感じながら準備をしていると、愛機に対する愛着が一層増し幸せを感じるとともに、いよいよ撮影するのだと気合が入る。

どうでもいい人にとってはどうでもいいことであろう。
しかし、シャッター音と巻き上げ音の心地よさ、親指に感じる滑らかな巻上げ感など一見撮影には関係ないような部分に、フィルムカメラの良さがあるように感じる。

ただ単に良い写真を撮るだけの道具としてのカメラではなく、所有する喜び、触る喜び、撮る喜びを味わうことができるのがフィルムカメラである。

シャッター音を楽しみ、巻上げ感を楽しみ、構える喜びを味わう。
これがフィルムカメラの醍醐味であろう。


●マニュアルカメラ+単焦点レンズ
マニュアルカメラに単焦点レンズを付けてみよう。
カメラを操作する楽しみを最高に味わえる組み合わせだ。
自分の足で動いて画角を決め、明るく大きなファインダーを活かし手動でピントを合わせる。
レバーでフィルムを巻き上げ、絞りリングで絞り、ダイヤルでシャッター速度を決める。
たまにはスローに撮る喜びを味わってみてはいかがだろうか。
  1. 2007/08/27(月) 20:51:08|
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シリーズ「ポジ写真の魅力発掘」(番外編)

■フィルムを選ぶ楽しみ■

蓮を撮りに行くにはどのフィルムがいいだろう?

曇天の薄日が差し込み、蓮の花をうっすらと浮かび上がらせる・・・・・・。
そんな蓮の花の繊細な美しさを余すところなく表現するなら「フジクローム アスティア」だろうか。ポートレートに使われるくらいだから発色は控えめで、軟調な仕上がりになるはずだ。

いや、逆光に照らされた輝きを力強さを表現したい。
それならば「フジクローム ベルビア」で目の覚めるような鮮やかな発色で仕上げればイメージどおりになりそうだ。


フィルムカメラでの撮影は、店頭でのフィルム選びからもう始まっている、と言う人もいる。
来週はどこへ何を撮りに行こうか。
そんなことを想像しながら銘柄を選ぶ楽しみがあるのだろう。

または、フィルムを使う情景を考えずただ単純に、色とりどりに並ぶフィルム・ブランドを眺めながら、今度はこれを使ってみようか、あれにしようかと迷う楽しみ。お気に入りのフィルム銘柄を見つけるのは結構楽しい。

これはフィルムでしか味わうことのできない魅力である。


●(左)「KODAK ELITE CHROME200(エリート200)」は手持ちのスナップ撮影に威力を発揮する。ひと絞り分の余裕は、F値の大きい暗いズームレンズを使うときに安心だ。
●(右)「FUJICHROME Fortia SP(フォルティアSP)」は期間限定の春色リバーサルフィルム。期間限定フィルムも季節に彩りを添えてくれる楽しみの一つ。一際豪華な装丁もいい。
  1. 2007/08/25(土) 18:58:42|
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シリーズ「ポジ写真の魅力発掘」(その3)


●Nikon F80,AF Nikkor 50mm f/1.8D
○1/180sec、F6.7、KODAK EKTACHROME E100VS

春の華やかな発色はリバーサルフィルムの真骨頂。被写体とじっくりと向き合って渾身のシャッターを切る。手元に残ったフィルムは掛け替えのない宝物であり、被写体と向き合った唯一の証でもある。


【3.唯一無二の宝物になる】
現像したポジフィルムを眺めるのは楽しい。
ライトボックスにフィルム(スリーブ)を置き、ルーペを使って一つ一つ仕上がりを確認する。


傑作だと思ってシャッターを切ったあの一枚はどうだったのか。


逸る気持ちを抑えながらルーペを覗く緊張感は格別の味わいである。

現像に出している間、期待と不安に駆られながら、写真への想いが交錯する。
「絶対にいい写真が撮れた、早く仕上がりが見たい」
「否、やっぱり露出を誤ったかな、もっとアンダーにすればよかった」
「あのコマは全く予想がつかないなぁ」

ルーペを覗くとき
それは、すべての想いと現実が対面する貴重な瞬間なのである。

予想通りの写りに満足したり、不安的中の失敗で落胆したり、もっとこうすれば最高だったのにと隔靴掻痒の念に駆られたり・・・・・・。
あるいは、露出が外れたがそれが予想もしないよい雰囲気を出していて勉強になったりすることもある。
失敗成功にかかわらず、こういう「賭け(ゲーム)」のような部分があるのがまたおもしろいのである。

ポジを使うということはドラマであると思う。ポジにはこういうドラマがある。だからポジはやめられない。

ドラマの最終的な産物が、仕上がったフィルム一コマ一コマである。
確かに目の前に存在しているポジの原版。
一瞬にして消えてしまう形のないデジタルデータにはない存在感と安心感。
ポジフィルムは撮影者にとって唯一無二の宝物と言っていいだろう。

ある意味仕上がったフィルムは一連のドラマの副産物に過ぎないのかもしれない。
なぜなら、フィルム選びから撮影、現像、仕上がり確認までに味わう幸福感こそがポジのもたらす魅力の主体であるとも思えるからである。
だが、副産物であるポジフィルムは、被写体と向き合った撮影者のかけがえのない証人として確かに存在しているのである。
  1. 2007/08/14(火) 20:25:59|
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